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森田忠明事務所

Author:森田忠明事務所
「玉鉾書院」(志士遺文・和漢古典等の学舎)を運営。機関誌「季刊ゐしんぴあ」発行。また「日本歌壇」(定例歌会毎月開催、会報「日本歌壇」)、「國民行動」(在野有志活動網 機関誌「國民行動」 、國風講座(國民行動主催)、「玉鉾奉仕団」(皇居勤労奉仕団体)、「大詔奉戴祭」「天長節を祝ふ会」の事務局担任。nippon@plum.plala.or.jp  http://ishinpeer.jp(準備中)
(写真=北岳より望見する富士)

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獨酌舒嘯

森田忠明事務所 【社稷廓清 草莽崛起】

■ 再び「譲位」をめぐつて

             
    再び
「譲位」をめぐつて  
 
             

 小誌は、天皇の在位中の譲位はあつてはならず、皇室典範に明記ある摂政または臨時代行法で十分対応しうる、と主張するものである。むしろ政治喫緊の作業こそ、正統なる皇位継承宮家の増加、すなはち所謂旧皇族の皇室復帰に勇断もて事を進むべしと訴へてきた。
 だが昨年来の状況や如何。政府国会方面には特例法をもつて今次の懸案を切り抜けようと辻褄合せ的思考が横行し、事態は譲位を一代限りでなしに恒久制度化せんとの目論見に摩り替り、それがどうやら日の目をみる寸前にまで立ち至つた。まこと怒髪天を衝かしめる所業である。
 現行憲法の天皇章第二条にいはく、皇位は、「皇室典範の定めるところにより、これを継承する」と。
 かうあるによつても、本来崩御時に限つた皇位の継承といふ重大儀が、正しく典範の本則に依拠せず、附則に加へる予定の一特例法を根拠に遂行されることとなれば、諸方より疑義をさしはさむ余地を後世に残すだらうことが危惧される。
 すでにして、典範本則に拠らぬ譲位の方向性に、「憲法違反」を指摘する動きが出てゐる。これでは天壌と窮まりなかるべき皇位をめぐり、要らぬ波風を向後立てしめつづけるは必至とみるべきであらう。
 衆参正副議長による国会提言なるもの、じつに妥協の産物だ。先立つ国会論議自体、政争の具に供された。こと皇位について俗流政治の放恣なる容嘴を許すはまた危惧の一斑をなす。かかる顚倒の介在、安易なる妥結による判断があつていいものか。
 のみならず提言に、「(昨年八月八日の)『おことば』以降、退位を認めることについて広く国民の理解が得られ」とあるのも、当該議論を低次元化させてゐる。たんに「お疲れさま」「お休み下さい」といつた世俗的見解を、神聖なるべき皇位のレベルに当て嵌めるとは不遜も不遜、反天皇分子どもの快哉を叫ぶ谺が耳を聾するに堪へられぬ。
 将来が危ぶまれるのは如上一連の経緯に基づく。これをしも「承詔必謹」の結果といふなら、彼我の國體への祈りの相違を如実に露呈しよう。わが國體は必ずや、君民一体への熱禱が成就させ、持続せしめる。
 当節、政教問題の慣習を無視した故意の厳密化が著しい。ゆゑにこそ、皇位の弁難俗化さらには無化廃止をも狙ふ輩に、一抹とて附け入る隙を与へるごとき違算なきやう、返すがへす心すべきなのである。(森田忠明記)



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