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森田忠明事務所

Author:森田忠明事務所
「玉鉾書院」(志士遺文・和漢古典等の学舎)を運営。機関誌「季刊ゐしんぴあ」発行。また「日本歌壇」(定例歌会毎月開催、会報「日本歌壇」)、「國民行動」(在野有志活動網 機関誌「國民行動」 、國風講座(國民行動主催)、「玉鉾奉仕団」(皇居勤労奉仕団体)、「大詔奉戴祭」「天長節を祝ふ会」の事務局担任。nippon@plum.plala.or.jp  http://ishinpeer.jp(準備中)
(写真=北岳より望見する富士)

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獨酌舒嘯

森田忠明事務所 【社稷廓清 草莽崛起】

■ 「譲位」問題の核心(下)

             
    
「譲位」問題の核心(下)  
 
             

 思へば宮沢内閣時の天皇御訪中は秘密周到なる画策のすゑ強引に実施された。有識者幾人かの意見を聴いてみせたのは国民の眼を欺くための形だけのセレモニーであつた。小泉純一郎の私的諮問会議の、最初から女系天皇ありきとした国体に弓引く裏切り行為も、記憶まことに新しからう。
 このたびの譲位問題、報道によれば、陛下の御意向であり皇太子、秋篠宮両殿下すでに御納得済みとありはしたが、憲法上の制約もあつて宮内庁長官や次長はさやうな事実なしと否定してみせた。だが、話はずいぶん煮詰まつてゐるやうすが窺へる。手続きを度外視した情報リークの形で表面化したことじたい、背景はすこぶる訝しい。根源的に責めを負ふべき安部政権下、この国家の根幹にかかはる重大事案また、宮沢小泉時と同じ政治の思ひあがりに終始せしめては取り返しのつかぬこととなる。
 宮内庁が御負担の削減を打ち出すごとに、陛下は難色を示されたといふ。こと宮中祭祀についていへば、行事の簡略化や御出ましの中止をもつてしか対処し得ぬ当局の粗略一辺倒の仕打ちが、陛下の「象徴天皇は活動が伴つてこそ。活動がまつたうできなくなればその地位にふさはしくない」との御姿勢を生んだとしか思はれないのである。
 そもそもわが国にあつて尊貴このうへないもの、それは皇位にほかならない。御位を践まれる方の御人柄や時代的あるいは民度的な環境ももちろん大切とはいへ、護るべきは尊厳なる皇位そのものであることを肝に銘じておかねばならぬ。しかもその皇位に即かれた至尊の永かれ安かれと祈る民心との調和あるところにこそ、うるはしい国状をみるべきであらう。従つて高齢による御負担感は摂政ないし臨時代行をもつてこれを解消すべく、現状程度では摂政を置き得ないとする宮内庁ごとき浅薄さは、むしろ国内に紛糾の種を生じさせ、皇位を貶めるものと知るべきだ。
 傍観的に陛下の御発意といふ口実を設け、もし典範への譲位条項新設の論議に乗じて女系をも条文化しようとの企図を逞しうしてゐるとすれば不敬も不敬、よも看過できはしない。いまこそ意を用ふべきは、考へうる限りの男系による皇位継承のための方策であるといふに。
 君側が本務に励精せぬばかりか、伝統に重きをおかず安直に譲位の先例作りに狂奔して能事畢れりとせんか、その楽観、姑息、不明ゆゑの大罪、そも何をもつて贖はんとするのであるか。 (終)




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