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森田忠明事務所

Author:森田忠明事務所
「玉鉾書院」(志士遺文・和漢古典等の学舎)を運営。機関誌「季刊ゐしんぴあ」発行。また「日本歌壇」(定例歌会毎月開催、会報「日本歌壇」)、「國民行動」(在野有志活動網 機関誌「國民行動」 、國風講座(國民行動主催)、「玉鉾奉仕団」(皇居勤労奉仕団体)、「大詔奉戴祭」「天長節を祝ふ会」の事務局担任。nippon@plum.plala.or.jp  http://ishinpeer.jp(準備中)
(写真=北岳より望見する富士)

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獨酌舒嘯

森田忠明事務所 【社稷廓清 草莽崛起】
2015年07月の記事

《風簷詠懷》 花あまた

 
 [晨風夕影賦] 七月二十五日、隅田川花火(淺草)  

花あまた彈けつ失せつ朦朧の眼をきららかにかがやかしけむ

    

 

《風簷詠懷》 しら髪の

 
 [晨風夕影賦] 七月二十五日、隅田川花火(淺草)  

しら髪のわれや目立たしつどひ來し人にまさりて酒は酌めども

    

 

《風簷詠懷》 夕明し

 
 [晨風夕影賦] 七月二十五日、隅田川花火(淺草)  

夕明(あか)しくらがりにこそ花は見めいふより飽かず杯あぐるなり

    

 

《風簷詠懷》 いく發の

 
 [晨風夕影賦] 七月二十五日、隅田川花火(淺草)  

いく萬の炸裂ならむその初音いた醉ひにけるころひびき來つ

    

 

《風簷詠懷》 花火みむ

 
 [晨風夕影賦] 七月二十五日、隅田川花火(淺草)  

花火みむ人波わけてもそろもそろ孝史が屋戸へむかふ道すぢ

    

 

《風簷詠懷》 屋上に

 
 [晨風夕影賦] 七月二十五日、隅田川花火(淺草)  

屋上に打ちあげ花火ふたところあふぐうたげの盡きずともよし

    

 

《風簷詠懷》 もてあます

 
 [晨風夕影賦] 炎晝  

もてあますこの身といひそ炎晝のもなかに弛(たゆ)さいやつのるとも

    

 

《風簷詠懷》 絨緞を

 
 [晨風夕影賦] 蟬時雨  

絨緞を干すと空あひうらめしも雲はうごかで蟬しぐれする

    

 

■ 自助自彊やまざるべし(下)

 
      自助自彊やまざるべし(下)
  
              

 ここに断言せねばならぬ。祖国の危難に瀕する日にまで、現憲法起案者GHQの意図にいそいそ忠実に、固有する生存権としての自衛権まで抛棄してゐると解釈するのか。元来「戦争の renunciation 」は否認であつて自衛権を留保する。法秩序の妥当性の喪失といふなかれ。むしろ、差し迫つた危機を凌がんとする主体は国家と国民にこそある。国家国民のいのちの連続性が輝かしい将来を保証する。
 いま、一国の恥と外聞にもかかはりかねない集団的自衛権容認と、これに附随する立法措置への動きはむろん米国の力に頼る泥縄式の努力投入でしかないが、その米国にしてグルジアにもウクライナにも軍事的介入をなし得なかつた。かのスプラトリー諸島の暗礁埋め立てをも許してゐる。昔日に比し国力の減退と指導部の気迷ひは明白である。それでも彼に依存せんとするのは、目下のところ日米軍事同盟の効率化以外に当面国防をまつたうするすべを見出しがたいからで、永き懈怠の附けが廻つてきた恰好だ。
 たれの眼にも、北京の軍拡への狂奔は既成事実として眼前に凄まじく映つてゐよう。しかも新型大国関係を吹聴し太平洋勢力二分割案を持ち出してゐるのは自信の現はれであること、いふまでもない。しかも執拗に日米分断を策してゐる。これすなはち、目下のところ北京の軍事的冒険主義にもおのづから障壁の存するを白状するにひとしく、逆にいへばわが国は一方的屈服までになほしばらく時間的余裕を有する状況を示唆する。
 辛うじて、奇貨居くべしの感がふかい。この間の可及的速やかなる本格的武装を庶幾する。ゆくゆくは武裝中立を剴切態様とするが、諸般の事情よりとても本格的とまでは望み薄、ならばそれに準ずる方法を選択するしか道は残されてゐない。ついでながら何事であれ、東支那海の共同開発構想に見られるごとく、北京との対話による解決なぞ一切あり得ない。気狂ひじみた諸蛮国との話合ひの成立は我の軍事力が相手より上まはるときしかないだらう。領土、拉致問題等すべてに当てはまる。
 各方面からあらゆる非難を浴びつつ、限界あり不徹底さあり綻びありとはいへ、日本の現政権が推し進めようとしてゐる以上のよりよき国防手法あらば、ここは是非にも指南を仰ぎたいところだ。但しそのさい、待つたなし且つ実現可能の範囲内における政策たるべきこと、それに先行き、いづれの国への従属傾向も固定化せぬ方途たるべきこと、この二点を踏まへておく必要がある。
 世の腐敗を歎く者、進んで自浄の励精を常伴ふべきである。同様、防備の安泰を渇望する国家、一法律の制定のみをもつて事足れりとすべきでない。宜しくあたふ限りの自助自彊の営為、とこしなへに寸時もやまざるべし。
(終)

    
 

■ 自助自彊やまざるべし(上)

 
      自助自彊やまざるべし(上)
  
              

 昨年一月、スイスで開催された「世界経済フォーラム年次総会」、いはゆるダボス会議における支那人専門家の談話として、北京政権に「尖閣諸島への侵攻で軍事的な優位を地域に見せつける」意志の鞏固なことが伝へられた。これはその時点で驚くに値しなかつた。
 なぜならさうした対日戦争の企図は、ここ数年来、強引きはまる一連の布石によつて疾く顕在化してゐたからである。たとへば、モスクワでの米国をふくむ反日統一共同戦線構築への戦勝国的提案と、先の大戦の結果、日本の抛棄した島嶼中に沖縄も入れて支那領だとする強弁、また、漁船衝突事件や尖閣の「核心的利益」宣言、常態化した領海領空侵犯あるいはレーダー照射、防空識別圏設定等等。開戦準備でないとたれが断言できよう。
 そもそもかうした拡張主義ないし変通自在は自己過信と虚誕の産物たる共産党固有のものであり、傲慢なる漢族の民族性にも起因する。権力者への怨嗟の声が満つるや国内に敵をつくり、共産党に対する不穏の空気が瀰漫すれば国外に敵を設け、国家じたいの危機解消のためには時宜に則る縦横無尽の宣伝戦を発動し、恫喝とともに謀略や懐柔工作に専念。これらは、中共結党以来の行跡に照らしても如実である。
 昨夏、安倍政権が集団的自衛権行使の限定容認に踏み切り、いまその関連法で具体案を整備しつつある。だが憲法違反、対米追随、戦争法案など、浮ついた巷には核心を突かぬ批判がつきまとふ。世論調査とやらでは政権支持率の低下が顕著に見てとれる。
 それでも急ぎに急ぐのは四月の安倍訪米時、米国に夏までの関連法成立を性急に約束した手前もあるが、要は不時に起りかねない支那の対日侵略に日本一国の軍事力では、かなしいかな太刀打ちできぬがためだ。個個の戰鬪では仮にわが方に有利に推移したとしても、核による威嚇に接してなほ抗戦の意志は継続しがたい。核シェルターはどこにあるか。彼の容赦なき狡猾と獰猛は自明のものだ。我の現憲法の破棄も改正も道はるかに遠く、核保有あるいは核にまさる戦略的武器開発を悠長に待てもしない。
 かくいへばとて、吾人は政府の代言をしてゐるのでは毛頭ない。もとより国家と政府は同一でなく、まして同体でもない。もし功利的日常の延長線上にある政治が堕落したとしても、これを短絡し、ただちに歴史的文化的価値をしつかと包含する国家の堕落と見なすには懸隔はなはだしい。本来あるべき国家の意志を時の政府が必ず代行するなら誂へ向きながら、相場は変動しやまない。従つて現実政治の思惑の圏外に位置し伝統的社稷に寄り添ふ在野の有志者が、つひに現政権の代弁者たりえぬことくらゐ容易に察しがつかう。(続


    
 

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