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森田忠明事務所

Author:森田忠明事務所
「玉鉾書院」(志士遺文・和漢古典等の学舎)を運営。機関誌「季刊ゐしんぴあ」発行。また「日本歌壇」(定例歌会毎月開催、会報「日本歌壇」)、「國民行動」(在野有志活動網 機関誌「國民行動」 、國風講座(國民行動主催)、「玉鉾奉仕団」(皇居勤労奉仕団体)、「大詔奉戴祭」「天長節を祝ふ会」の事務局担任。nippon@plum.plala.or.jp  http://ishinpeer.jp(準備中)
(写真=北岳より望見する富士)

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獨酌舒嘯

森田忠明事務所 【社稷廓清 草莽崛起】
2010年09月の記事

シベリア鐡道の旅 その3

   ウラジオストックにて
 

ウラジオは降りみ降らずみ長崎とおぼしき丘にうねる家なみ
 

こよひ乘る汽車もまだゐぬ朝雨のうぐひす色の驛舎もとほる
 

濡れそぼつレーニン像の指さすをいづくと知らに見やる雨ぞら
 

兵士像たかだかと立つ革命を賞(しの)ぶロシアの今おしはかる
 

東方を征服せよと言ひ出つつ金角灣の掛け軍艦(ぶね)を見つ
 

遁れたる水雷艇が北の方はふはふ入りし港はここか
 

何すらむ將兵むるる棧橋に舫(もや)ふあまたの老朽のふね
 

潜水艦博物館のみやげ賣り目伏(まぶ)し險しく眼をそばめたり
 

皇太子遭難まなく建つと聞く寄りしかたみの凱旋門は
 

百貨店の出口いづちと問はむ人えらむがほども客みあたらず 

 

はらからが歸國(ダモイ)にかけて幾春秋ながしし汗と血涙のあと

 

 

 

 

緊急提言「国家救済法」

 遙か過去遠くへは遡るまい。まづは昭和50年の三木内閣時、日本赤軍事犯クアラルンプール事件により超法規的措置と称して勾留中の極左5人を出国させた国家屈服の惨事以来、わが国は国内外からの「不法」、とりわけ中共韓国ほか蛮国の恫喝にいとも無造作に開城、城下の盟を余儀なくされる恥づべき歴史を刻んできた。
 中韓による一連の教科書検定への介入、首相の靖國参拝に対する干渉は既に恒例化して久しい。その根柢には、無法北京に軽く鼻であしらはれて無力感を強ひられた平成14年の瀋陽総領事館事件、国民の食卓を恐怖に陥れた同19年からの毒餃子事件や昨今打ちつづく中共海軍の嵩高(かさだか)の振るひ等がみごと象徴するごとく、頻発する近隣諸国の蛮行を前に、卑屈なる「配慮」をもつてしか処しきれぬ日本政府の事勿れ主義の瀰漫を指摘しなければならぬ。
 ただただ無事平穏を冀望(きばう)する事勿れとは、取りも直さず敗北主義であつて、国益を顧慮せずして当初より投降をのみ眼中に置く戦法にほかならない。独立国家の断じて採るべからざる為様(しざま)であること言ふまでもない。
 国益死守の眼目上、わが国は多年、要路の者どもが徹する敗北主義の悪作用によつて後退に継ぐ後退を重ねてきた。今また中共が仕掛ける領海侵犯の挑発に遭遇し、
民主党政権の犯した敗北主義が固有領土の喪失を予感させ、心ある国民の満腔の失望と悲観、さうして何よりも激憤を惹起した。
 祖国、危亡に瀕す、何ぞ坐視するに忍びんや!

 ここにおいてか、我らは憤怒の形相もて「国家救済法」を緊急提言する。もとより国家といふは俗流政治を事とする政府にあらず、栄(はえ)ある歴史と伝統に裏打ちされた父祖伝来の「祖国」である。
 亡国三法を陰に陽に画策する輩らが当該祖国の命を救済する法案を上程するとは予想の埒外。ならば有志国民密に
連帯し結束して不憫なる祖国防護の聖なる戦ひに挺身するほか、危難打開の方途は見当るまい。
 その第一歩たるや、祖国を蝕む賊徒の駆逐にある。わが大御代における大変革の、ほんの序盤と見なすべき必須の作業となるであらう。 (9月25日記)

 

 

 

 

シベリア鐡道の旅 その2

    ウラジオストックへ

 

七夕を倚(よ)り合ひもせではやばやと子らと離(か)れこし旅ごころかも

 

音づれし秋のさやかにとしつきの友と旅立つ荷もかろがろと

 

そこばくのドルふところに日本海こゆる弦月(げんげつ)八日ゆふべを

 

迫り來む掏摸(すり)おひはぎをあざむくと隱し巾着身にまとひけり

 

機内食くへばつくづく道中の三度の味の思ひやらるる

 

ものさぶる夜のウラジオ空港の靜かさにゐて雨の音きく

 

汽車切符手に旅行社の大柄の金髮をんな暗がりに立つ

 

ウオッカをあふる若きを助手席に車は一路宿へさばしる

 

雨霧のおほふウラジオ驛ちかき宿べほのかに潮の香ぞする

 

安着のささ酌むべかり人通り絶えたる街の闇をさまよふ

 

 

 

 

シベリア鐡道の旅 その1

ユーラシア壱萬粁の汽車旅の夢わかきよりわがゑがき來し
 

シベリアの夏野をゆくと老眼のもとな西する古地圖のうへ
 

始發驛いづこになさむかもかくもウラルを越えてめざすモスクワ
 

モンゴルもハバロフスクも捨てがたしバイカル湖畔の宿いかにせむ
 

さいはてへ朝ゆふ搖られひとり赴(ゆ)く寂(さ)ぶる思ひに友いざなひぬ
 

切符まで得たる歸さの拉薩(ラサ)めぐりつひに止(とど)めぬ己(し)が身気づかひ
 

西遊の旅程くむより艸の屋に假寢かさぬる身となりけらし
  

炎熱の人殺すとふモスクワの山火事の報しきるふみづき
 

カップめん燒酎酒肴をとりそろへ入費(つひえ)はぶかむながき車中に
 

ウラジオゆ歐露をたどる艸まくら旅寢まさきくわが立ちかへれ

 

 

 

 

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